モルタル塗(壁下地)

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モルタル塗(壁下地)の長所・良いところ

モルタル塗(壁下地)は、木板に取付けた金網にモルタルを塗ることで外壁の下地としたものです。
ちょっとした防火性能があり、少し昔までは一番使われていた壁の下地材です。

そこそこ耐久性が高く、形が比較的自由になるという特徴があります。
曲面などにも対応可能なので、デザインの自由度は高いのです。

モルタルの厚みや金網の強度次第では、高い防火性能や耐久性能を発揮します。
しっかり工事を行えば、耐久性の高い外壁下地を作ることが可能なのです。

モルタル塗(壁下地)の短所・悪いところ・欠点

モルタル塗(壁下地)は、ひび割れやすいことが弱点といえます。
木造の変形に対して ついていけない場合が多く、ひび割れが生じてしまうことがあるのです。

また現場で塗り固めるので、工事の際の環境や職人の腕によって性能が大きく変わってしまう点も弱点といえるでしょう。
条件がよければ丈夫でひび割れにくい壁下地になりますが、条件が悪いとひび割れしやすく耐久性も落ちてしまうのです。

一旦湿気を吸ってしまうと、乾燥しにくいところも弱点といえるでしょう。
下地が木であることが多いので、モルタルの湿気によって傷みが進んでしまうこともあるのです。

モルタル塗(壁下地)は、良い条件で工事を行うことと、表面の防水仕上をしっかり行うことが大切です。
耐火性や遮音性など優れた部分があるのですが、工事の環境や工事内容によって性能が大きく変化してしまいます。

モルタル部分が湿ってしまうと、中の木材を傷めてしまうことにつながります。
そこでモルタル塗(壁下地)は、仕上材でしっかり防水することが大切なのです。

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