厚付仕上塗材(スタッコ)

住まいの長所と短所の研究室 住まいの長所と短所の研究室 アイコン

厚付仕上塗材(スタッコ)の長所・良いところ

厚付仕上塗材は、スタッコが代表的な外壁仕上材料です。
セメント、合成樹脂エマルションなどと骨材を混ぜて原料とした材料を、吹付け・ローラー塗・こて塗などで仕上げます。
8mm程度と厚めの仕上となります。

でこぼこの表面に仕上がり、立体感や存在感のある豪華な仕上となります。
材料の厚みを感じることが出来るので、重厚感が出る材料なのです。

吹付けやローラーなどの仕上げる方法によって、表情が変わります。
欲しいイメージにあわせて、多彩な使い方が可能となるのです。

厚付仕上塗材は厚みがあるので、断熱性能や遮音性能が向上します。
表面が劣化しても内部の防水性能により、下地が傷みにくくなるところも長所といえるでしょう。

厚付仕上塗材(スタッコ)の短所・悪いところ・欠点

厚付仕上塗材は、見た目ほどの耐久性は無いところが、大きな弱点といえそうです。
厚みがあるので絶対的な耐久性はそこそこあるのですが、表面部分は劣化や色落ちしやすいのです。
見栄えのよさをキープする為には、定期的なメンテナンスが欠かせない材料なのです。

表面のでこぼこが多いので、汚れやすいところも弱点といえるでしょう。
付いた汚れも落としにくいので、汚れを気にする人には向かない材料といえます。

厚付仕上塗材は、壁の重さが重くなります。
厚みの割には軽い材料なのですが、厚みが大きいので、地震に対しては若干不利となるのです。

厚付仕上塗材(スタッコ)は、重厚感のあるデザインが最大のポイントです。
コストが高めで表面が汚れやすいという弱点はありますが、施工やデザインにバリエーションがあるので、意外に幅広く使える外壁仕上材料です。

表面の色の耐久性は今ひとつですが、基材部分にも防水性能があるので、耐久性の高さも魅力です。
表面部分の劣化や汚れやすさをどう判断するか次第で、厚付仕上塗材(スタッコ)の評価は大きく変わります。

ALC版 金属サイディング 窯業系サイディング 木質系サイディング
樹脂系サイディング しっくい塗り モルタル塗(壁下地)
薄付仕上塗材(リシン・スキン) 複層仕上塗材(吹付タイル) 厚付仕上塗材(スタッコ)


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月06日更新

住まいの長所と短所の研究室    copyright 2009-2016 kaNazu All Rights Reserved