金属防水・特殊平滑葺

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金属防水・特殊平滑葺の長所・良いところ

金属防水・特殊平滑葺は、金属板でほとんど平らな防水面を作り、専用のジョイント材をはめ込む工法です。
金属板による防水なので、使用する金属板の耐久性がほとんどそのまま防水層の耐久性となります。

施工の手間が大きく省略できる点も特徴です。
金属板を固定して、継ぎ目をジョイントでつなぐだけなので、工事の手間は少なくて済みます。
乾式工法なので、臭いやシックハウスの原因となる有害物質の発生がほとんど無いところもポイントといえます。

金属板を使用するので、不燃材となります。
他の防水工法と違って、特別燃えにくくする加工が必要ないのです。

金属防水・特殊平滑葺は、防水材を守る為の塗装などが不要なので、基本的にメンテナンスフリーです。
耐久性の高い金属板を使用すれば、他の防水工法を上回る耐久性も期待できます。

金属防水・特殊平滑葺の短所・悪いところ・欠点

金属防水・特殊平滑葺は、コストの高さが一番のネックです。
シート防水や塗膜防水に比べると、かなり高額になってしまいます。

下地作りに多少の手間がかかります。
ジョイント部を埋め込む作りなので、通常は下地に溝が必要となります。
下地として必要なルーフィングも、それに応じて張り込む必要があるのです。

金属防水・特殊平滑葺は、ジョイント部分に強い力が加わると変形する可能性もあります。
比較的強度が高く作ってあるとはいえ、変形すると防水性能が落ちます。
またジョイント部分の耐久性によって、防水の寿命が決まってしまう傾向もあります。

金属防水・特殊平滑葺は、耐久性の高さが一番のポイントです。
防水工事自体は短くて済み、メンテナンスフリーという特徴もあります。

ネックは、コストの高さとジョイント部分といえるでしょう。
特にジョイント部分は下地の作りにくさに加えて、強度と耐久性の面でもネックとなりやすいのです。

とはいえメンテナンスがあまりかからないために、長期使用した際のトータルコストで考えると有利ともいえます。
金属防水・特殊平滑葺は、あまり普及していない工法ですが、弱点が少ない優れた防水工法なのです。

FRP防水 アスファルト防水 シート防水 塗膜防水
金属防水・特殊平滑葺


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月12日更新

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