平葺きの長所・良いところ
平葺きは、長い金属板を平らなまま屋根仕上とする葺き方です。
金属板の幅に制限があるので、通常は下屋や庇など狭い部分の屋根仕上に利用されます。
平らな1枚の金属板で仕上げるので、防水性能が高くなります。
金属板の継ぎ目がほとんど出ないので、金属板のもつ防水性能をそのまま生かすことが出来るのです。
防水性能が高いので、屋根の勾配(傾き)を浅く出来ます。
デザインを自由にしやすいところも特徴なのです。
金属のフラットなデザインを、そのまま活用できます。
モダンな住まいに似合う、フラットな屋根を作ることが出来るのです。
平葺きの短所・悪いところ・欠点
平葺きは、屋根の面積が狭い部分に使うことがほとんどです。
上手く活用できる屋根部分が限られてしまうところが、大きな弱点といえるのです。
金属板の弱点である断熱性や防音性の悪さが、そのまま出てきてしまうところもネックです。
通常は屋根下地にそのまま接する形で使用するので、断熱性や防音性が悪くなりがちなのです。
平葺きは、軒先や下屋、庇など狭い部分の屋根によく利用されます。
手軽に工事が出来て防水性能もかなり高いので、便利に使える葺き方なのです。
ただ大きな屋根は葺きにくく、広い面積を葺いた場合は つなぎ目部分の防水性が気になってくるところが弱点です。
そこで一番使いやすい屋根部分に使用することが、金属板の平葺きを上手く活用するポイントなのです。