合わせガラス・防犯ガラスの長所・良いところ
合わせガラスは、2枚のガラスの間に、特殊な中間膜をはさんだガラスのことです。
合わせガラスの中でも、はさむ中間膜の厚みが約0.76mm(30ミル)以上のものを、特に防犯ガラスと呼びます。
防犯ガラスは中間膜の厚みで防犯性能が変わるので、幾つかのグレードがあります。
合わせガラスや防犯ガラスは、中間膜の力で割れてもガラスの破片が飛び散りません。
また割れても貫通しにくいので、強風で物が当たったりしても安全です。
紫外線のほとんどをカットするので、家具やカーテンなどの変色、褐色防止にも効果があります。
中間膜の使用により、遮音性能が向上します。
また中間膜があるので、2枚分の厚みのガラスより断熱性能も若干向上します。
合わせガラス・防犯ガラスの短所・悪いところ・欠点
合わせガラス・防犯ガラスは、コストが高くなります。
ガラス2枚分のコストだけでなく中間膜が高価なので、ガラスの価格が上昇してしまうのです。
2枚をキレイに張り合わせる際にも、かなり高度な技術が必要です。
ガラスのサイズが合わないときに、再びカットすることも難しくなります。
中間層がずれてしまう可能性があるので、寸法の再調整は困難なのです。
合わせガラス・防犯ガラスは中間層があるので、普通のガラスより透明度は若干劣ります。
また中間層の劣化によって、透明度が悪くなる可能性もあります。
普通の合わせガラスには、思っているほどの防犯性能はありません。
中間膜が薄いために、突き破りに対してはそれほど強くないのです。
また防犯ガラスの中でも、中間膜の厚みによって防犯性能が大きく異なります。
合わせガラス・防犯ガラスは、防犯性能や遮音性能を併せ持つ、安全なガラスです。
断熱性能も若干向上するので、バランスが良いガラスといえるでしょう。
しかしコストが高いというネックがあり、再カットも難しいので、寸法を決めて注文する必要があります。
中間膜の劣化により、透明度や強度が低下する場合もあります。
合わせガラスや防犯ガラスは、厚みも含めて様々なグレードがあります。
コストが高いので、耐久性や性能を検討した上で、上手く使うことが大切なガラスなのです。