防犯フィルムの長所・良いところ
防犯フィルムは、ガラスを割れても貫通しにくくすることで防犯効果を得るフィルムの事です。
材質は複層のポリエステルで出来ています。
飛散防止フィルムより厚みがあり、防犯効果を得るには室内側に貼る必要があります。
ガラスが割れても飛び散らないという効果があります。
割れても非常に突き破りにくくなるので、窓ガラスの防犯効果が上がるのです。
台風などの際にも、窓ガラスが割れにくくなります。
紫外線を99パーセント以上カットできます。
そのため、日焼けによる家具や壁紙の退色を防ぐ効果があります。
普通のガラスと防犯フィルムの組み合わせは、防犯合わせガラスより若干安価になります。
後施工が簡単です。
工事が終了してからでも追加できるので、リフォームなどにも使えます。
防犯フィルムの短所・悪いところ・欠点
防犯フィルムは、接着剤やフィルムがはがれやすいという弱点があります。
10年程度の耐久性なので、定期的に張り替える必要があるのです。
また型ガラスなど、表面にでこぼこがあるガラスには使えません。
網入りガラスなどに張ると、熱割れを起こす可能性があります。
熱を吸収しやすくなるので、ガラスの温度が高くなりやすいのです。
防犯フィルムは、ガラス全面にぴったり貼る必要があります。
しっかり施工しないと防犯効果が弱まる場合もあるので、窓ガラス1面にきれいに貼る技術が必要なのです。
ガラスよりフィルム面が傷つきやすい、という点に注意して使用する必要もあります。
貼ったフィルムに傷がつくと、曇って透明度が下がります。
防犯フィルムは、手軽に防犯効果を得られるので、リフォームで特に効果があります。
普通のガラスに防犯効果を追加することができるのです。
その反面、耐久性はあまり良くありません。
確かな防犯効果を得るには、専門業者に貼ってもらうことが基本となります。
耐久性が良くない分、定期的に交換が必要で、ランニングコストが上昇してしまいます。
新築の場合には、ちょっと無理しても防犯合わせガラスの使用がお勧めです。