陶器質タイル

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陶器質タイルの長所・良いところ

陶器質タイルは、タイルの中でも1000度程度の、比較的低温で焼き上げたタイルのことです。
多孔質で、吸水率が高めという特徴を持ちます。

陶器質タイルは比較的低温で焼くので、多孔質となり水を吸いやすくなります。
その為叩くと、濁った穏やかな音がします。

タイルが比較的柔らかいので、素足で歩いたり、手で触れる場所にも使用しやすいタイルです。
磁器質タイルよりは滑りにくいのですが、床に使用する場合には、床用のタイルと利用するべきでしょう。
もともと少し滑りにくいので、床用タイルとしても利用がしやすいタイルといえます。

陶器質タイルは多孔質なので、若干ながら有害物質を抑える効果もあります。
また色合いが穏やかという特徴もあります。
適度に落ち着いた色合いとなるので、内装として特に利用しやすいタイルといえるでしょう。

デザインのバリエーションが広いところも、陶器質タイルの特徴です。
釉薬のカラーから素焼き風まで、多様なデザインのタイルが作られています。
住まいのイメージにあわせたタイルを選びやすいタイルなのです。

陶器質タイルの短所・悪いところ・欠点

吸水率がかなり高いので、外部や寒冷地などで使用すると凍害(タイルが凍って割れる被害)を受けてしまいます。
零下に下がらない、室内で使うことが基本となるタイルです。

陶器質タイルは、磁器質タイルには強度や耐久性の点で劣ります。
耐久性の面では住宅に使用される他の建材より かなり優秀なのですが、磁器質タイルと比べると負けてしまいます。

吸水率が高いので、水廻りで使用する場合には下地にも注意が必要となります。
水が染み込んでしまうので、下地にも防水性を持った材料を使う必要があるのです。

陶器質タイルは、吸水率が高いので使用場所に注意が必要なタイルです。
屋内など水が凍らない場所に使うことが基本となります。

その制限はありますが、デザインのバリエーションの多さや触っても硬さを感じにくいなど、特徴も備えるタイルです。
そこで室内用のタイルとして、様々なデザインの住まいでも活用しやすいタイルなのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月18日作成

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