重要事項説明

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重要事項説明の長所・良いところ

住まいの設計契約の前に重要事項の説明を行なうことで、実際に設計に関与する人達を知ることが出来ます。

設計者が行なう業務(作成する図面や工事監理の内容など)が明記される為に、なぜ設計料が必要なのか、理解しやすくなります。

資格を持つ建築士が書面を交付して説明し、説明が終わったら建て主の署名が必要となるので、設計を依頼することを実感できます。
また設計料の大まかな金額も分かるので、以後、設計を依頼するか否かの判断材料にも使えます。

契約を解除する方法も説明されるので、途中解約でのトラブルも少なくなりそうです。

一番のポイントは、工事業者ではなく建築士がこの説明を行なうということです。
建築士がこれまで以上に責任を負うことになるので、資格のない経営者や工事業者の意見に惑わされなくなる可能性が高くなります。
(これまでは、経営者や工事業者の言いなりになっていた建築士も多かったので、これがかなり減ることが予想されます。

重要事項説明の短所・悪いところ・欠点

重要事項で説明される内容は、実際の契約や外注先を示すものではない点が、最大の弱点といえます。

説明した時点における予定の設計料や外注先で良いので、現実には説明とまったく異なる設計料や外注先となることもあるのです。

重要事項説明は、ようやく住まいの設計に対しても行なわれるようになりました。
このことで、建築士が設計・監理の際に行なう業務が明記されるので、なぜ設計料が重要なのか、理解する手助けとなります。

また設計を依頼する区切りともなりますから、出来るだけ早い段階で重要事項説明をしてもらうことが大切でしょう。
解約する際にも、その方法が明記されるので、お互いのトラブル防止の役にも立ちます。

ただこの需要事項の説明内容は、契約書と同一である必要はないので、実際の契約の際には、重要事項で説明された内容に対する変更箇所を確認することが必要です。
出来れば重要事項の内容を書面に明記の上、契約書に添付してもらいましょう。

設計図面 建築基準法 住宅性能表示制度 重要事項説明


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月18日更新

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