合板フローリング・合板フロアーの長所・良いところ
合板フローリングや合板フロアーは、合板をベースに薄い天然木を貼って仕上げた床材です。
変形が少ない合板の特徴と、天然の木の色合いを兼ね備えた床材なのです。
通常は保護塗装を行って製品となります。
変形が少ないので、木の無垢フローリングより床鳴りなどのトラブルが少なくなります。
製品が安定しているので、施工も比較的簡単です。
床暖房などを行っても変形が少ないので、使いやすい床材と言えるでしょう。
合板フローリングや合板フロアーは天然木の部分が薄いので、比較的ローコストな製品でも、無節のような綺麗な木目を楽しむことができます。
綺麗な木目を安価で楽しめるところが大きなポイントなのです。
色合いの変化が少ないので、木目や色合いの組み合わせを意識することなく貼り進めることが可能です。
その分工事も簡単となり、床をよりローコストに作ることが出来るのです。
大抵の場合は表面に保護塗装があるので、傷がつきにくいという特徴があります。
保護塗装の強さにもよりますが、良い製品は傷がつきにくくなっているのです。
同時に水にぬれても汚れにくく、掃除も簡単となります。
合板フローリング・合板フロアーの短所・悪いところ・欠点
合板フローリングや合板フロアーは、表面の木材の薄さが弱点となります。
薄いので表面の木材が剥がれやすく、長持ちという面での耐久性はよくありません。
特に椅子を使うと、足やキャスターがこすれる部分が傷みやすくなります。
表面の薄い板が剥がれてしまうことも多いので、貼り直しが必要となるのです。
合板がベースなので、歩いた感触も合板の感触に近く、自然の木の感触はほとんどありません。
かなり硬い板の上を歩いている感覚となります。
また塗装を行うので、触った感触も無垢の木材とは大きく異なります。
表面の板の厚みが薄いので、良く見ると質感の面でも無垢フローリングには及びません。
合板フローリングや合板フロアーはクッション性がよくないので、転倒した場合のケガが若干大きくなる傾向があります。
また比較的滑りやすいので、バリアフリーの面でも不利な材料といえるでしょう。
合板フローリングは、寸法や木目が安定していて、床暖房にも使いやすいところが一番の長所です。
工事しやすくローコストなので、採用されやすい床材料といえるでしょう。
しかし表面材の薄さと合板の硬さは、大きなネックとなります。
バリアフリーにもあまり向かない材料なので、実際に採用する際には、表面の板が厚めで良質な材料を選ぶ必要があるのです。