淡路瓦

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淡路瓦の長所・良いところ

淡路瓦は、日本の伝統的な3大瓦のひとつです。
兵庫県で作られている瓦で、一定の基準を満たしている瓦メーカーが作った瓦を淡路瓦と呼びます。。

淡路瓦は、表面が銀色に光る いぶし瓦が有名です。
その他にも色彩豊かな陶器瓦やレンガ風の窯変瓦があります。

瓦の形としては、日本の伝統的な形の和形瓦や現代的な平形瓦、ヨーロッパ風のS形瓦が揃います。
いぶし瓦は独特の銀色が特徴で、ゆっくりと落ち着いた色に変化していきます。

いぶし瓦は、焼成時に瓦をいぶすことで瓦表面に炭素膜をつくります。
この炭素膜が、独特の銀色の瓦となるのです。

淡路のいぶし瓦は、表面の炭素皮膜でかなり高い耐久性を持ちます。
吸水性もかなり少なくなり、凍害にもそこそこ強いのでちょっとした寒冷地でも使用することができます。

コストの面でも、ガルバリウム鋼板の金属屋根とほとんど同じくらい(地域や工事業者にもよります)の設置費用です。
本格的な瓦屋根としては価格が低めなので、使いやすい瓦といえるのです。

淡路瓦の短所・悪いところ・欠点

淡路のいぶし瓦は、耐久性の面では、石州や三州などの陶器瓦には及びません。
いぶし瓦表面の炭素膜は、陶器瓦表面のガラス質よりも耐久性の面では劣ってしまうのです。

他の瓦と同様に、重さが重く、屋根勾配(傾き)に制限があるといった弱点もあります。
いぶし瓦は凍害に対する強さついても、かなり良好ではあるものの、陶器瓦には及びません。

淡路瓦は、いぶし瓦の独特な風合いとコストパフォーマンスの高さが特徴です。
金属板と変わらない価格で葺くことが出来、耐久性の面でもかなり優秀な屋根材なのです。

耐久性の面では陶器瓦には及びませんが、コストが安価なので使いやすい屋根材料です。
淡路のいぶし瓦は、独特な銀色の色合いが気にいれば、コストを含めて利用しやすい屋根瓦といえるのです。

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