オール電化住宅

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オール電化住宅の長所・良いところ

とにかく便利です。
調理から給湯まで、住まいで必要な全てのエネルギー元として電気を活用するので、コントロールがしやすいという特徴があります。
コンロ(IHヒーター)の温度調整の細やかさなどは、電気特有ともいえる便利機能です。

深夜電力料金を上手く活用すれば、毎月の光熱費を減らすことが出来ます。
安い深夜電力を利用して冷暖房や給湯に使用する熱をつくって保存、昼間に活用できるので、光熱費を減らすことが出来るのです。

オール電化住宅の短所・悪いところ・欠点

設備機器が大掛かりになる為に、設置にかなりのコストが必要です。
もし深夜電力を利用しないオール電化住宅であれば、設備は少なくなるものの、光熱費は大抵の場合は上昇します。

電磁波も不安要素です。
電磁波に対する規制については、環境を重視する先進諸国より日本の規制が緩い為に、妊婦や乳幼児に対する健康被害の危険性が増します。
場合によっては、強い電磁波を発生する機器からは、ちょっと離れて使用することが必要になります。

停電した場合には全ての機能が使えなくなるので、災害 特に台風などに弱いという側面もあります。
コンロが使えなくなるとお湯も沸かせないので、台風などによる停電が多い地域では不便な場合も少なくありません。

オール電化住宅は、決して省エネルギーやエコロジーではありません。
電気を作るために原子力発電を使ったり、送電するまでに電気エネルギーの半分くらいをロスしてしまいます。

また深夜電力が本当に余っているのであれば、コンビニの深夜照明を節約する必要は無いはずです。
深夜電力割引きの為に光熱費が安くなるシステムを作り、それを維持しようとしているのです。
設備が大掛かりになり、さらに蓄熱部分での熱の損失が大きいので、エコロジーには反する部分もある住まいなのです。

オール電化住宅は、良くも悪くも蓄熱部分がポイントになります。

光熱費を安くするためには、大掛かりな設備が必要となります。
しかし、この設備を作ること自体が反エコロジーで、更に熱が逃げる割合も高くなるので、エコロジーにはなりえません。
ヒートポンプを利用して効率が良いとしても、その廃熱がヒートアイランドやクールアイランドの原因となります。

また電磁波の悪影響も、健康被害が判明していないとはいえ、危険性があることは確かです。
妊婦や乳幼児は、コンロなどからちょっと離れて使う必要があるのです。

オール電化住宅は、便利なことは確かですが、結構欠点も多いものです。
欠点を理解して、上手に賢く使うことが欠かせない住宅なのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月16日更新

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