見積書

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見積書の長所・良いところ

見積書は住まいの工事にかかる費用が、材料や設備など部分毎にいくら位かかるのか、判断する為に欠かせないものです。
もちろん、住宅の総額が予算の範囲におさまることを確認する為にも欠かせません。

しっかり作られた見積書であれば細かい内容まで記載してあるので、住まいに掛かるコストが適正であることをチェックしやすくなります。
また住まいの一部を工事の途中で変更した際にも、簡単にコストの変化が分かります。

細かい項目まで記載されていれば、見積り内容の漏れやミスを発見しやすくなるので、工事完了後のコストに関するトラブルを防ぎやすくなります。
見積書は細かい部分まで記載されていることが、大切なポイントなのです。

見積書の短所・悪いところ・欠点

細かい内容が記載されていない見積書の場合、工事の変更に伴うコストの変化が分かりにくくなります。
また設計図面に対する理解が少ない場合も多いので、工事の依頼自体を再考する必要があります。
(工事後に支払いに関するトラブルが発生する原因は、見積書が大雑把である場合がほとんどなのです)

見積書に細かい内容が記載されていても、工事毎に下請け工事業者に支払う金額と同じ金額が記載されていない場合も少なくありません。
(諸経費分を細かい項目に振り分けて加算し、各項目の金額を下請けの工事業者に払う金額よりも増やす場合があります)
このような場合、諸経費(つまりハウスメーカーや工務店の利益)の金額が不明となるので、住まいのコストが不当に高額となる可能性もあります。
(多くのハウスメーカーや工務店で普通に行なわれているところが、大きな問題といえます。)

詳しい見積書は項目が多すぎて、自分でチェックしようとすると大変です。
建築士でも本当にしっかりチェックできる人は少ないので、過去の物件や他社の見積もりとの比較チェックとなる場合も多くなります。

見積書は住まいづくりには欠かせないものです。
これがないと、予算内に住まいの工事費用がおさまることの確認すら出来ません。

出来るだけ細かい項目まで記載してある見積書を出してくれるハウスメーカーや工務店に依頼するほうが、工事費用に関するトラブルを防げます。
不思議に安い見積書やミスが多い見積書を出してくる工事業者は、工事が雑だったり、設計図面の内容を把握していないことも考えられるので、依頼の際には注意が必要なのです。

問題としては諸経費、つまり工事業者の利益の金額が、諸経費の項目だけでなく他の項目に加算されて紛れ込んでいることが多いという点があります。
こうなると工事部分ごとの金額自体に信頼性がないので、工事の総額、つまり見積書自体にも信頼性がなくなってしまいます。

見積書は、細かい部分までしっかり漏れなく見積もりをされていることと、総額が予算内におさまることが最大のポイントです。
見積書の各項目の内容チェックに必要以上にこだわるよりも、確実に工事を行なってくれる工務店やハウスメーカーを選ぶことが大切なのです。

設計料 見積書 諸経費


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月19日更新

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