現場監督

住まいの長所と短所の研究室 住まいの長所と短所の研究室 アイコン

現場監督の長所・良いところ

現場監督は、住まいの工事の工程を管理する人です。
仕事がスムーズに運ぶように日程を組んだり、工事が安全に行なわれるように手配したりするのが主な仕事です。

工務店などが作る工事費用の見積もり書も、担当の現場監督が作成することがほとんどです。
設計図面の内容を良く見ながら見積もりを行う必要があるので、図面を理解したまま工事の監督についても行いやすくなるのです。

設計の図面通りに工事が運ぶように指示する事もありますが、工事費を予算内に収めて、大工さんや内装屋さんから電気屋さんや水道屋さんなど、いろいろな専門の工事業者の日程を上手くコントロールすることが主な仕事です。

経験豊かで良い現場監督であれば、各工事業者のミスや手抜き部分を見つけて、修正してくれます。
設計図面に欠点があった場合には、ミスを修正してくれることもあります。

現場監督の短所・悪いところ・欠点

現場監督は、工事の期間内で予算内に工事を終えることを一番に考えています。
ですから、工事の途中で生じた不具合やミスや手抜きなどに対して、修正することで予算がオーバーしたり、工事期間に終わらない場合には、その不具合部分を隠してしまうことも多くなります。

経験が浅い現場監督の場合、間違った指示を行なったり、不具合部分を発見出来ないことも考えられます。
図面をよく理解していない場合も多く、工事の内容が現場監督の技量によって左右されることもあるのです。

現場監督は工事内容についても、建て主の利益を守ることや設計図面に書いてあることを実現するより、作りやすさや会社の利益を優先する傾向があります。
特に予期しない予算アップなどが生じてしまった場合には、手抜きをすることで予算内に収める場合も少なくありません。

現場監督は、住まいの工事を進める際には欠かせない人です。
昔は(現在でも一部の)大工さんが この役割も果たしていました。

しかし設計者の工事監理と違って、設計図通りに工事を行なうことのチェックや手抜きやミスの手直しを指示することが目的ではありません。
あくまで、住まいの工事が期限までに終わるようにスムーズに工事を進める調整をすることと、住まいの予算内に工事費を抑える事が一番の目的なのです。

特に真面目な現場監督でも、建て主や設計図面の意図よりも、耐久性や雨漏りなどしにくい簡単で標準的な工事を採用する傾向があります。
そこで、こだわりの住まいを作る際には、工事監理をしっかり行なうことが大切になるのです。

現場監督の一番の目標は、工事期間と予算を守ることです。
設計図通りに工事が行なわれていることをチェックする工事監理とは大きく意味合いが異なるので、住まいの工事の際には違いを理解しておくことが大切なのです。

工事監理 現場監督 第三者監理


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月18日更新

住まいの長所と短所の研究室    copyright 2008-2016 kaNazu All Rights Reserved