石膏ボード・PB・プラスターボード

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石膏ボード・PB・プラスターボードの長所・良いところ

石膏ボード・PBは、石膏を主成分とした材料を板状に成型して、特殊な紙で包んだ材料です。
防水処理を行ったシージング石膏ボードや耐火性能を向上した強化石膏ボード、耐震性能が高い構造用石膏ボードなど、多様な種類があります。
ビニールクロスや塗り仕上の下地として、内壁と天井によく使われます。
厚みは12.5mmと9.5mmが主流です。

内装の下地材料としては、非常に安価なところが最大の特徴です。
加工も簡単なので、内装の下地材料としては非常に使いやすい材料なのです。

石膏ボード・PBには、適度な防火性能や遮音性能があります。
素材の中に多量の結晶水を含むので、燃えにくくなります。
適度に重く柔らかいので、音を遮る性能も比較的高いのです。
そのため、変な音の響きが出にくい下地板なのです。

さまざまな種類のボードがあるので、必要に応じて使い分けができます。
防水処理を行ったシージング石膏ボードは、キッチンや洗面所など水を使う場所の下地にも使えます。

石膏ボード・PB・プラスターボードの短所・悪いところ・欠点

石膏ボード・PBは、廃棄の際に有害となる可能性があるので、リサイクルや適切な処理場での廃棄が必要となります。
購入価格は安いものの、廃棄にかかるコストは安くありません。

湿気を吸いやすく、湿気を吸うと膨らんで弱くなります。
水廻りではシージング石膏ボードを使用するのが標準ですが、内壁が結露しやすい場所で普通の石膏ボードを使用すると、ビニールクロスが剥がれやすくなります。
湿気を吸いやすいので、カビが発生しやすいという弱点もあります。
一旦湿気を吸うと乾燥しにくいので、他の建材よりもカビが発生しやすくなるのです。

石膏ボード・PBは、物をぶつけると、へこんだり穴が開きやすいところも弱点といえるでしょう。
表面が比較的柔らかいので、物をぶつけるとへこむことが多くなります。
へこむと元に戻らないので、直す為にはパテで埋めることになります。

石膏ボード・PBは、安価なコストと使いやすさが最大の特徴です。
適度な防火性能や遮音性能を持ちつつ加工しやすいので、内装の下地材としては便利な材料です。

その反面湿気に弱いという弱点もあり、また廃棄の際には十分な配慮が必要です。
幾つかの種類があるので、建物や部屋に合わせた種類の石膏ボードを使うことが必要とされる内装下地材なのです。

石膏ボード・プラスターボード 珪酸カルシウム板・ケイカル板 下地合板・針葉樹合板


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月17日作成

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