ビニールクロス

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ビニールクロスの長所・良いところ

ビニールクロスは、ポリ塩化ビニールを主原料としてシート状に形成した壁紙のことです。
石膏ボードなど平らにした下地の上に貼って仕上とします。

比較的燃えにくく柔軟性があるので、欠点が出にくい仕上となります。
デザインが多様で、消臭や抗菌や汚れ防止などの特別な機能をもった製品もあります。

ビニールクロスは比較的安価で、非常に多くのデザインがあるので使いやすい材料といえます。
現在の住まいで、最も多く使用されている壁・天井仕上材といえるでしょう。

汚れがしみ込みにくく水拭きが可能なので、掃除が簡単です。
さらに汚れ防止などの機能を持った製品もあります。

ビニールクロスは、消臭や抗菌などの機能を持った製品が選べる点も、ポイントといえるでしょう。
施工が簡単なので、コストが安くなる点も長所となります。
機能を持った製品でも、通常製品と変わらないほど安価な場合もあります。

ビニールクロスの短所・悪いところ・欠点

ビニールクロスは、シックハウスの危険性があります。
材料自体にも接着剤にもシックハウスの原因物質が含まれるので、材料選びや組み合わせに注意が必要です。
有害物質を分解できる機能を持った製品もありますが、自分で発生しつつ分解するという、かなり微妙な状態なのです。

湿気などによって、接着剤が剥がれやすいという弱点があります。
通常下地に使われる石膏ボードが湿気を吸いやすいので、湿気が多い場所では接着剤が劣化しやすく、ビニールクロスが剥がれやすくなってしまうのです。

ビニールクロスは、経年劣化で変色や変質します。
素材自体の時間的な耐久性はそれほど高くないので、定期的な張替えが必要となるのです。

湿気を通しにくいところも、場合によっては欠点となります。
物置など換気が少なくなる場所では、湿気がたまりやすくなります。
カビの原因ともなるので、使用する部屋には注意が必要なのです。

ビニールクロスの消臭や抗菌などの機能には、効果に期限がある場合もあります。
数年も経たずに効果がなくなってしまうことも少なくないので、機能性を維持したい場合には頻繁な張替えが必要となるのです。

ビニールクロスは、デザインの多様さと施工性のよさによるコストの安さが特徴です。
現在の住宅で最も使用されている壁・天井仕上材なので、様々な機能を持った製品もあります。

しかし耐久性やシックハウス、さらには湿気やカビの危険性もあるので、使い方や使う場所には注意が必要な仕上材料です。
手軽な反面、使用場所や使い方に注意が必要とされるのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月14日更新

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