ポリカーボネート(ポリカ)板

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ポリカーボネート(ポリカ)板の長所・良いところ

ポリカーボネート板は、透明性が高く衝撃に強い樹脂です。
ぶつかっても割れたりしないので、窓ガラスの代わりやトップライトなどに使用されます。
また火をつけても燃え広がらない、自己消火性をもちます。

ぶつかっても割れたり、突き抜けたりしにくいので、割れると重大な事故につながる開口部分によく使用されます。
防弾に使用されるくらい、衝撃に強い材料なのです。

ガラスと同等の透明度を持ちます。
ガラスの代わりとして使っても、同じくらいの明るさが得られるのです。
屋根やトップライトとして使っても、明るいところが特徴となります。

精密な形成加工が出来るところも特徴です。
成形時の寸法が安定しているので、複雑な形が可能となったり、組み合わせた際のズレが少なくなります。

性能の割には安価なプラスチック系の材料です。
耐候性には若干の不安がありますが、アクリル板よりかなり安価です。

シンプルな板だけでなく、ダンボールの断面のような加工をした軽く丈夫な板もあります。
採光を考慮した床材や、断熱性能を持つ採光面などとしても利用出来ます。

ポリカーボネート(ポリカ)板の短所・悪いところ・欠点

ポリカーボネート板は、アルカリや有機溶剤に弱いところが弱点です。
コンクリートや有機塗料などに接すると劣化・白濁してしまうので、工事の際には注意が必要となります。

比較的傷がつきやすいところも弱点といえるでしょう。
かなり傷つきやすいので、掃除などの際に注意が必要となります。

また過剰に強い力が加わると、白濁してしまいます。
衝撃には強いものの、大きく変形するほど強い力が加わると、曇ってしまうのです。

耐候性はそれほど高くありません。
屋外で長期間使用すると劣化して透明度が下がり、衝撃にも弱くなります。

ポリカーボネート板は、衝撃に強いことと比較的安価なコストが特徴です。
室内で割れると危険な場所となる、浴室のドアのガラスの代わりとしてよく利用されています。

ただ耐候性があまり良くないという弱点があります。
さらに傷が付きやすいので、屋外に面する開口部にはあまり向かない材料といえるでしょう。

屋内の割れると危険な開口部分には、ポリカーボネート板は使いやすい材料です。
また半透明でよい場合には、屋外でも利用しやすい材料といえるでしょう。
ガラスより断熱性能が高いので、使い方次第では用途が広がる透明材料なのです。

ポリカーボネート板 アクリル板 塩ビ板


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月27日作成

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