エコキュート

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エコキュートの長所・良いところ

エコキュートは、空気の熱を取り込んでお湯を作る給湯器です。
エアコンと同様にヒートポンプユニットを利用するので、お湯を作る際に必要なエネルギーを大幅に減らすことが出来ます。
実際に必要な熱より少ないエネルギーでお湯を作ることが可能なので、非常に効率が高い給湯器となるのです。

エコキュートは電気温水器同様に、深夜電力を利用してお湯をためる場合が多く、さらに電気代が安くなるというメリットもあります。
機器の価格が 貯湯式の給湯器としては比較的安価なので、多くの場合、光熱費の削減効果で機器の設置費をまかなうことが出来ます。

エコキュートの短所・悪いところ・欠点

エコキュートは、エコと謳っていますが、お湯を保存するシステムのために かなりの無駄が発生します。
電気代が昼と夜で同じ金額ならば、必要な時間帯に合わせてお湯を作る方がエコロジーになるはずなのです。
しかし深夜電力の安価さを利用しているために、せっかく作ったお湯の熱を使うまでにロスしてしまうことになるのです。

給湯器だけでなく貯湯タンクがあるので、設置場所も広く必要です。
室外機の効果的な通気も考慮する必要があるので、設置場所にある程度の制限があるのです。

深夜に室外機が働くので、お湯を作る際の騒音や振動が気になる可能性があります。
室外機の設置場所次第では、お湯を作る効率が悪くなるので、設置場所に注意する必要もあります。

エコキュートがエコロジーなのは、お湯を沸かす効率の高さだけです。
お湯を貯める機器を作るエネルギーや資源の分や、貯めたお湯の熱が冷めるロスという、多くのマイナス部分も抱えているのです。

過剰にお湯を使った場合、お湯を作るのが間に合わない場合もあります。
日頃のお湯の使用量より極端にたくさんのお湯を使った場合、お湯を作るのが間に合わない場合もあります。
また1日に使用するお湯の量が大きく変わる家庭でも、作ったお湯が無駄になりやすいのです。

エコキュートは、深夜電力の安さが最大のポイントとなります。
お湯を作ること自体の効率の高さは、大きな長所です。
しかし光熱費を安くするには、深夜電力の安さに頼らざるを得ないところが問題なのです。

逆に深夜電力が安くなるという発電会社の問題を解決できれば、非常に無駄が多い給湯器となってしまいます。
エコキュートは、お湯を貯める量が沢山必要で、お湯を作る時間とお湯を使う時間が大きく離れてしまう点が最大の弱点ともいえるのです。
さらに1日に使用するお湯の量の変化が激しい家庭では、作ったお湯が無駄になりやすいという点に注意が必要な給湯器なのです。

エコキュート エネファーム エコウィル エコジョーズ
エコフィール 電気温水器 ガス給湯器 石油給湯器


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月29日更新

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