建築士

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建築士の長所・良いところ

現時点で、建築士は建物の設計・工事監理が出来る唯一の国家資格です。
この資格がなければ、建物の設計をプロとしてお金をもらって仕事をすることが出来ません。
つまり、設計業務を独占できる資格(のはず)です。

一級、二級、木造の3つに分かれ、それぞれ設計できる建物の構造や規模が制限されます。

一級建築士には、構造や規模に制限がありません。

また構造や設備の設計に関しては、一定の規模以上の建物では、構造一級建築士や設備一級建築士の資格が必要となります。
住まいの設計を契約する際には、この資格を持っていて事務所登録を行っている設計事務所と行なうことになります。

建築士の短所・悪いところ・欠点

設計と関係のない工事業者や営業マンも取得できる資格であること(法の改正で多少は取得が難しくなりましたが・・・実力には疑問が残ります)。
実際に設計を行なっている建築士は、資格取得者全体の2割以下というデータもあります。

設計事務所の開設者(社長のことですね)は建築士でなくても良いので、法に反する行為を強制される可能性があり、住まいの設計の質が落ちる可能性があります。
建設会社やハウスメーカーの中の設計事務所の場合にも立場が弱いので、工事監理に関して建築士として適切な指摘が行なえない可能性があります。

設計に関する実力がなくても建築士の試験に受かることが多く、設計する実力を反映した資格ではありません。
(勉強が上手に出来れば取れる資格ともいえます)

実際に設計を行なっていて かなりの実力がある設計者でも、資格取得を支援する学校に通わなければ建築士の取得できないことも多いという不思議な資格なのです。

建築士の資格は、建物を建てる際には なくてはならない資格です。
ただその資格取得者が設計を行なっていない場合も多く、法改正などに関しても利権が絡んでいるのか、適切な改正すら出来ない状況となっています。
建築基準法も含めて、基本的な部分から法規や内容の見直しが望まれる資格なのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月15日更新

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