住まいの長所と短所の研究室
フラット３５の長所・良いところ
住宅ローンの中でも金利が比較的低く、最長３５年返済まで可能な点が便利です。
通常の銀行ローンの倍近い期間に設定できる３５年返済は、最終的に支払う金利分の費用は多くなりますが、毎月の支払いを減らすことが出来るので、住宅取得が楽になります。
また銀行の住宅ローンと同じ期間で返済する場合でも金利が低めなので、金利の支払い分が少なくなるという利点があるのです。
また現在の低い金利のまま、支払い終わるまで金利が変わらないので、支払い金額が一定になるという利点もあります。
作る住まいがフラット３５の技術基準に適合している必要があるので、一般的な住宅より性能の高い住まいを作ることができます。
さらに設計時と工事中に、フラット３５の基準に適合していることをチェックすることになるので、より確実な工事が期待できるのです。
また省エネルギーやバリアフリーや耐久性などに関して一定の基準を満たすと、５年間金利が安くなるという制度もあります。
あなたのマイホームの性能を高くすれば、金利が優遇されるというお得な制度もあるのです。
フラット３５の短所・悪いところ・欠点
作る住まいがフラット３５の技術基準に適合している必要があるので、ちょっと変わった住まいを作ったりする場合には利用できないこともあります。
またこの技術水準に適合させる為に、住まいを建てるコストが上昇してしまう可能性もあります。
手続きの段階が多いので、手間が掛かります。
さらに手続きしてから完成までの期間が限られるので、じっくり時間をかけて作ることが出来ない場合もあります。
工事中の変更内容も限られてくるので、造りながら考えるというような住まいづくりは出来ません。
融資可能な条件が結構厳しいので、そもそも融資を受けることが出来ない場合もありえます。
フラット３５は、住宅を建てる為のローンとしては優れています。
金利も低めで返済期間を長く設定できる上に、支払い終わるまで金利が固定される為に、返済計画が立てやすいという利点があるのです。
フラット３５の定める技術基準に適合する必要がありますが、現在の標準的な住まいの計画であれば、だいたい適合できます。
しかも工事の途中に検査を行ってくれるという特典付です。
ただ工事期間に制限がある点については、工事期間が長い伝統的な作りの住まいの場合や、じっくり考えながら作りたい場合には不利となりそうです。
とはいえフラット３５は基本的に優れた住宅ローンなので、利用可能であれば上手く活用するべきでしょう。
（フラット３５の金利は銀行（金融機関）ごとに異なりますから、より低い金利の銀行をさがして利用しましょう。
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住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。 2010年10月16日更新