防災の長所・良いところ
防災に注意することは、住まいづくりの際にも大切です。
災害で被害にあわないためにも、災害を避けるためにも、防災を意識した住まい作りは必要です。
地震などについては、発見されていない断層もあるので、どこに住まいを建てる場合にも対策は必要です。
住宅を ちょっと丈夫に作っておけば、より大きな地震にも耐えられます。
台風や土砂崩れなどについても、地球の温暖化が進むと被害の拡大が予想されます。
そこで住まいに対する防災対策は、今後さらに重要になるのです。
台風の被害は、雨戸の追加や屋根の強化で防ぐことができます。
ちょっとした洪水なら、地盤や基礎を高くすれば対応できます。
ちょっとしたがけ崩れなら、がけの側にコンクリートの壁を作れば防げます。
起こる可能性のある自然災害を的確に予測し、対応できる住まいを作ることは大切なのです。
防災の短所・悪いところ・欠点
住まいの防災対策は、地域に適した対策が難しく予測を超える場合が少なくないことが問題となります。
今までのデータを元に対策を行っても、それを大きく超える災害に対しては、ほとんど無力なのです。
防災に対する対策は、住まい単体だけでは効果が少ないものです。
住宅がどんなに耐震性に優れていても、重い家具が倒れてきたことで被害を受けることもあります。
土石流などに対しては、住まい自体での対策はほぼ不可能です。
つまり防災対策は、住まい単独ですべての災害に対応することは、まず不可能ということでです。
住宅の過剰な防災対策は、無駄使いということにもなりかねません。
住まいの防災を考える場合、住まいにおける対策は基本的な部分に限られます。
住まいのつくりで対応できない部分は、家具の固定から的確な避難場所の確保まで、家族みんなで対応することが必要なのです。
災害が発生したときの被害を的確に予測して、災害次第では、迅速に避難できることが大切です。
住宅の防災対策だけでなく、家族みんなの防災意識が一番必要なのです。