アスベスト

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アスベストの長所・良いところ

悪名高いアスベストは、耐火性や断熱性、耐久性に優れた材料です。
その上ローコストであった為に、1960年から1970年代にかけて多用されました。

健康被害の面から、1980年代には吹付けのアスベストが禁止、2004年までには建材に含まれる石綿が1パーセント以下となっています。
最近では、アスベストは住まいの材料にはほとんど用いられていないので、新築住宅についてはほぼ安心できます。

アスベストの短所・悪いところ・欠点

アスベストは昔の住まいには結構いろいろなところで使用されていたので、リフォームや増築の際に問題になる場合があります。
また鉄骨の耐火被覆(火事の際に鉄骨が加熱して弱くなることを防ぐ材料)などの目的で、アスベストが表に出ている形で使用されている場合には、アスベストが飛散しない処理やアスベストの撤去を行なう必要があります。
吹き付けられたアスベストは経年劣化すると飛散しやすくなるので、古いものほど危険なのです。

建材の中に混ぜられているアスベストは分かりにくいのですが、劣化してくると混ぜたアスベストが飛散する可能性もあります。
特に2000年以前の建材にはアスベストの規制がほとんど無かった為に、いろいろな建材に含まれている可能性があります。

リフォームの際には、撤去したアスベストを含む板状の製品は割らないで、速やかに廃棄処分することが必要でしょう。
建て主であるあなたも、アスベストの撤去作業を行なっている現場には、必要以上に近づかないことが大切です。
住みながらのリフォームの場合は、撤去工事の間は外出することもひとつの方法です。
これは、あなたに関係の無い近所のリフォーム工事の際にも同じことが言えます。

アスベストの健康被害は、発病まで時間がかかるだけに、より危険なものともいえそうです。
気づかないうちに被害が広がってしまう可能性があるのです。
新築の場合はアスベスト対策が進んでいるので、現状ではまったく問題はありません。

表に見える部分で使用されている古いアスベストは危険なので、出来るだけ速やかに飛散しない処理や撤去を行なう必要があります。
既存のちょっと古めの住宅に関しては、確認してみることも大切です。

また増築やリフォームを行なう場合には、隠れたアスベストが出てくることになるので、解体途中の現場には近づかないことが大切でしょう。
解体を行なう業者や大工さんも注意が必要なのですが、どの建材にアスベストが含まれているか判断しにくい場合も多いので、粉塵が飛んでくることもありえます。
そこで離れておくことが、被害を受けない一番のポイントなのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月19日更新

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