タイル

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タイルの長所・良いところ

タイルは、粘土を平らに成形したものに釉薬をかけて焼成したものです。
基本的には、茶碗などと同じつくり方となります。
モルタルやボードの上に並べて張って、仕上げとします。

壁から床まで使用できますが、床に使用する場合は滑りにくい床用のタイルを使用します。
小さなタイルから300mm程度の大きさまでさまざまな大きさのタイルがあり、タイル同士の隙間には目地が必要です。

タイルには、硬く傷がつきにくいという特徴があります。
耐久性も高いので、新品同様の状態を長い間保てます。

酸やアルカリ、火や水に強いという特徴もあります。
水廻りから外部まで、厳しい環境の場所にも使える耐久性があります。

水を吸わないタイプの磁器質タイルは、凍害にも強くなります。
水を吸いやすい陶器質タイルは凍害に弱いので、内装に使用されます。

タイルは発色が鮮やかで、デザインやカラーのバリエーションが豊富です。
きれいな模様のタイプもあり、インテリアのアクセントとしても利用可能です。

タイルの短所・悪いところ・欠点

タイルは、濡れると滑りやすくなります。
耐水性がよく使いやすい反面、滑りやすいという弱点も持ち合わせているのです。
床には、表面をでこぼこにして滑りにくくしたタイルを使用することが欠かせません。

タイルは大まかに分けると、磁器質タイルと陶器質タイルに分けられます。
それぞれ特徴があるので、使い分けることが大切です。
他にもセッ器質タイルや半磁器質タイルなどもありますが、セッ器質タイルは現在ほとんど利用されておらず、最近では半磁器質タイルと呼ばれることが多く、磁器質に近いながら陶器質との中間的な性格を持ちます。

硬いので、床に使用すると足が疲れやすくなります。
長時間の立ち仕事をする場所には向かない床材なのです。

タイルは、触ると冷たく感じます。
最近では冷たさを感じにくいタイルも出てきていますが、デザインや種類が限られてしまいます。

水を吸収しにくいので、乾く際にも時間がかかります。
床に使用する場合は、水が溜まらないようにすることが大切です。
乾きやすく加工されたタイルもありますが、これもデザインや種類が限られます。

タイル自体は耐久性が高いものの、目地部分はさほど耐久性はよくありません。
そこで、目地部分には定期的なメンテナンスが必要となるのです。
目地部分は汚れが目立つポイントにもなるので、掃除も欠かせません。

タイルは、火や水や薬品に強いので、水廻りやキッチン廻りでよく使われる仕上げ材料です。
鮮やかな発色も特徴なので、インテリアのアクセントにも使える優れた材料ともいえるのです。

しかし濡れると滑り易くなったり、冷たさを感じる場合もあるので、使用場所によってタイルの種類を上手く選ぶ必要があります。
また目地の部分が汚れやすく、目地部分は耐久性に劣るという弱点があるので、定期的な掃除やメンテナンスが欠かせない仕上なのです。

タイル 磁器質タイル 陶器質タイル テラコッタ


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月18日更新

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