テラコッタ

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テラコッタの長所・良いところ

テラコッタは、素焼きのタイルのことをいいます。
通常のタイルよりかなり厚みがあり、1枚のサイズも200mm角から300mm角程度の大きめの製品が一般的です。

テラコッタは水を吸うので、水廻りにはあまり使いません。
通常は玄関やテラスなど、靴で歩く場所に使用されます。
汚れにくいように、ワックスやシーラー剤を塗って使用するのが一般的です。

自然な作りなので、1枚1枚の色合いが違ってきます。
赤褐色の美しい色合いで、独特の味わいある表情を持っています。

タイルより、触った時に若干の温かみがあるところも特徴です。
木材ほどではありませんが、タイルより冷たさを感じにくい材料なのです。

テラコッタの短所・悪いところ・欠点

テラコッタは、傷がつきやすく汚れやすいという弱点があります。
素焼きで表面が柔らかく脆いので、傷がつきやすくなります。
また水を吸いやすく、一旦汚れが付くと吸い込んでしまうので、汚れを落とすことが大変な材料なのです。

湿気が多い場所だと、コケやカビが生えやすくなります。
水分を吸いやすいので、湿気が多い場所では常に湿った状態となり、コケやカビが生えることがあるのです。

テラコッタは、目地を大きめに取る必要があります。
通常10mmから20mmほど目地が必要になるので、かなり目立ちます。

水を吸いやすいので、凍害の可能性があります。
凍害がある寒い地域では、室内への使用に限定されてしまう場合もあります。

テラコッタは、素焼きの自然で温かみのある色合いが最大の特徴です。
多少汚れても気にならない材質といえるでしょう。

しかし水を吸いやすいところが、汚れやカビの発生などの面で弱点となります。
ワックスが切れると汚れやすくなるので、室内で使用する場合はメンテナンスに注意が必要な材料といえるでしょう。

タイル 磁器質タイル 陶器質タイル テラコッタ


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月17日更新

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