クッションフロア・ビニール床シートの長所・良いところ
クッションフロア・ビニール床シートは、塩化ビニールなどと充填材料を加えて成形した床仕上用シートのことです。
通常2mmほどの厚みで、合板の上に貼り付けて仕上とします。
他にも長尺シートや長尺塩ビシートやCFシートなど、さまざまな呼び名があります。
クッション層を厚くしたシートもあります。
水に強く濡れてもしみ込まないので、汚れにくいところが最大の特徴です。
継ぎ目もほとんど目立たちません。
そのため掃除がしやすく、トイレや洗面所、キッチンの床など水廻りの床によく使用されます。
クッションフロアやビニール床シートはクッション性があるので、歩きやすく滑りにくいという特徴もあります。
足が疲れにくくなるので、長時間作業を行うキッチンに向く床材料といえるでしょう。
断熱性も多少あるので、裸足で歩いても冷たさを感じにくいところも長所といえます。
表面に傷がつきにくいところも特徴です。
多少椅子を引きずったりしても、傷がつきにくい床材です。
クッションフロア・ビニール床シートの短所・悪いところ・欠点
クッションフロア・ビニール床シートは、接着剤や下地合板の劣化により剥がれやすくなります。
長期間使うと剥がれてくるので、再度の接着や定期的な張替えが必要となるのです。
水に強いものの、濡れると滑りやすくなる点には注意が必要でしょう。
乾燥している時と濡れた時とでは滑りやすさにかなりの差が出るので、思わぬ転倒の原因となる可能性があります。
裸足で歩くと、足がべたつく感触となることがあります。
材料に通気性がないため、湿気の逃げ道が無いので気になってしまうこともあります。
クッションフロアやビニール床シートは、熱に弱いところも弱点といえます。
熱い物が触れると、溶けてしまう可能性があります。
上に熱いやかんや鍋等を置くことは厳禁なのです。
クッションフロア・ビニール床シートは、水に強くクッション性があるところが最大のポイントです。
比較的滑りにくいので、使いやすい材料といえるでしょう。
弱点は、接着剤などの劣化により剥がれやすい点です。
また熱に弱いので、定期的なメンテナンスと使用する際に注意が必要な床材料といえるのです。