蛍光灯(従来)の長所・良いところ
従来型の蛍光灯は、照明機器のコストの割りに発光の効率が高い点が特徴の蛍光灯です。
グロースターター式と点灯が早いラピッドスタート式があります。
従来型の蛍光灯は、照明機器の安さがポイントです。
設置する際の費用が抑えられるので、お手軽な照明機器なのです。
広い面積を照らすことが出来るので、部屋全体を照らす照明としては使いやすい照明です。
明るい部分の面積が広いので、穏やかな明かりとなります。
ランプの寿命は標準的ですが、ランプの安さもポイントです。
比較的安価にランプを購入できるので、ランプだけを交換すれば買った時の明るさを取り戻すことが出来ます。
AMラジオなどに雑音を発生させにくい点も、長所となります。
インバータ蛍光灯の近くでAMラジオをつけると雑音が入ることがありますが、従来型蛍光灯ではほとんど問題はありません。
蛍光灯(従来)の短所・悪いところ・欠点
従来型の蛍光灯は、点灯するまでに時間がかかります。
ラピッド式は早いのですが、グロースターター式は点灯まで数秒かかってしまいます。
蛍光灯は、点滅を繰り返すとランプの寿命が短くなります。
さらに点灯する際に使う電力がかなり大きいところも弱点です。
蛍光ランプ自体に複数の種類があり、機器にあったタイプを選ぶ必要があります。
間違ったランプを使うと、点灯できなかったり、暗くなったりするので注意が必要なのです。
点灯中に、明かりのちらつきを感じる場合があります。
毎秒100回から120回の点滅を繰り返しているので、ちらつきが気になる場合もあるのです。
従来型の蛍光灯は電球ほどの演色性は無いので、食堂の照明にはあまり向きません。
しかも光源が大きくなるので、食卓の真上で照らす照明には適さないのです。
グロースターター式には、グロー球の寿命もあります。
ランプ交換時には、グロー球も交換する必要があるのです。
グロー球が切れたことで、ランプ切れと間違えることもあります。
発光の効率は、インバーター式より悪くなります。
また明るさを変えるのは、点灯させるランプの数を減らして点灯させる方式です。
その為暗めに点灯させると、明かりの場所が変わる場合があります。
従来型蛍光灯は、部屋全体を照らす照明に適したものです。
とはいえインバータ式に比べると、効率が低く点灯に時間がかかる上にちらつきがあるなど、古さも感じられる照明なのです。
現在では、従来型蛍光灯とインバータ蛍光灯の価格差が少なくなってきています。
その為、あえて従来型蛍光灯を選ぶ意味が少なくなっているのです。
電気代もインバーター式よりもかかってしまうので、機器代だけでなく光熱費まで考えると従来型蛍光灯はつらい状況といえるでしょう。