板ガラスの長所・良いところ
住宅を計画する際にガラスや板ガラスと表現する場合は、通常1枚のガラスであることを示します。
透明な透明フロートガラスや、模様をつけて視線を遮る型ガラスが使用されます。
住宅で使用される板ガラスは、2mmから6mm程度が一般的です。
光を良く透過するので、風などを遮りつつ効率よく採光出来ます。
工業製品のトーメイガラスは綺麗に平らとなるので、見える物がゆがんだりすることは ほとんどありません。
板ガラスは劣化がほとんどなく、長持ちすることも特徴です。
ポリカーボネートやアクリルのような樹脂のように、劣化して曇ることがほとんどありません。
汚れを落としやすいところも長所といえるでしょう。
多少強めにこすっても傷がつきにくいため、汚れを落としやすくなります。
板ガラスの短所・悪いところ・欠点
1枚の板ガラスは、断熱性はよくありません。
室内と屋外の温度差によって結露を発生しやすく、冷暖房費もかかってしまうのです。
板ガラスは衝撃によって割れやすく、さらに割れたガラスは非常に危険です。
尖ったものが当たると割れやすく、台風時などには注意が必要となります。
傷がつくと割れやすくなる点も弱点といえるでしょう。
ちょっとでも傷が入ると傷が広がりやすく、割れ多部分が広がってしまいます。
また簡単に割れてしまう為に、防犯の面でも不利になります。
防音の面でも弱点となります。
外壁などに比べて音を通しやすいので、騒音が大きい場所では弱点となってしまいます。
板ガラスは、採光しつつ風などを遮ることができる、便利な材料です。
見える像がゆがんだりしないので、見える景色を楽しむ際にも効果的です。
しかし断熱性能や遮音性能は悪く、割れやすいという弱点もあります。
そこで、この弱点をカバーするような使い方が欠かせない材料といえるのです。