大黒柱

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大黒柱の長所・良いところ

大黒柱は、住宅の真ん中で全体の構造を支える重要な柱です。
伝統工法の住まいにおいては、建物の強度を高めるためにも必要な柱といえるのです。

現代の住まいにおいては、大黒柱に住宅の強度を高める機能はほとんどないものの、心理的な安心感を得ることができます。
住まいの真ん中にある丈夫で大きな柱という存在感によって、住まいに安心を感じることができるのです。

民家風の住まいにおいても、デザインのポイントとして活用されます。

大黒柱の短所・悪いところ・欠点

現在の大黒柱をセールスポイントにした住まいは、ほとんどの場合、本来の大黒柱の機能を果たしていません。
デザインや安心感といった付加価値はあるのですが、住まいの強度を高める機能としては、まったくの無駄ともいえるのです。

大きな柱がある分、部屋の使い方や配置も制限されやすくなります。
小屋裏や2階まで通じていない場合も多く、半端な印象を感じることもあります。

また本物の無垢の大黒柱なら長い月日がたつと味が出ますが、集成材や張り物の場合は傷などに弱くなり、長い時間が経つと劣化した印象を感じる場合があります。
大きい無垢の木材は割れやすいので、ひび割れが気になる人には向きません。

大黒柱は現在の住まいにおいては、和風デザインや安心感を得るために用いられる場合がほとんどです。
つまり床の間や書院のような、和風デザインのポイントや強調として活用されているのです。

しかし本来の住まいの強度を高める機能については、ほとんどの場合 持ち合わせていない点には注意が必要でしょう。
現在の標準的な住まいは、本来の大黒柱を必要としない構造で、高度な大工さんの技術を必要としない作りとなっているのです。

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   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年10月16日更新

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