大臣認定

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大臣認定の長所・良いところ

国土交通大臣による認定を受けた建材や工法は、建築基準法に適応させる為に必要不可欠です。
外壁の防火や屋根の不燃材、内装の準不燃材からホルムアルデヒドの発散等級など、普通に住まいを建てる場合にも必要となるものです。
法的な制限を受ける住まいの部分には、認定を受けた多くの製品が使われているのです。

大臣認定は、指定性能評価機関で性能試験を受け、その結果をもとに認定がなされますから、現実的な評価が可能です。
住まいの性能を確保する上でも、大臣認定を取得した製品は重要なのです。

大臣認定の短所・悪いところ・欠点

大臣認定を取得するために、コストと時間がかかります。
同じ建材でも、大臣認定のシールをもらうだけで建材のコストが上昇してしまうこともあります。

また、建材は材料が日々進化しています。
材料がちょっと違っただけでも、大臣認定を取得し直さなければなりません。
そのために認定を取得している建材は、モデルチェンジが遅れがちになります。

大臣認定にも偽装があった様に、認定におけるチェック体制の甘さもあります。
これについては若干の改善がされましたが、そもそも認定自体が多岐にわたるために、厳密なチェックが困難という現状があるのです。

大臣認定は、あくまで法的基準に適応していることを認定する制度です。
耐久性や法的制限が無い性能などについては、まったく評価されていません。

大臣認定は、住まいづくりの際には避けて通れない認定制度といえます。
建材の性能を確保するためにも、必要不可欠です。
防火性能やホルムアルデヒドなど、住宅でもかなりの部分に大臣認定を取得した建材が必要となる場合が多いのです。

とはいえ、大臣認定の制度がうまく働いていない部分もあるので、過信は禁物です。
そもそも住宅としては、大臣認定の建材は過剰な内容であることもあるので、コストが上昇してしまう分だけ不利となる可能性もあるのです。

大臣認定 環境共生住宅認定制度 JAS JIS
BL ベターリビング エコマーク グリーンマーク


   住まいの長所と短所の研究室 アイコン  住まいの長所と短所の研究室 はリンクフリーです。                    2010年11月20日更新

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